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3回の法則(スリーセット理論)
人は物事を判断する際に、3回で判断することが多いという法則
逆に言えば、3回を超えて4回継続すればそのまま継続する場合が多いということになる
ECRSの原則
排除(Eliminate)、結合(Combine)、再配置(Rearrange)、単純化(Simplify)の4つの改善視点に基づく業務改善フレームワーク
排除:不必要な業務をなくす
結合:別々の業務を一つにする。作業者を一人にする
再配置:業務の順番を入れ替える
単純化:業務の方法をシンプル化、パターン化、自動化する
PM理論
Performance functionとMaintenance functionの2つがリーダーに備わっているかによってリーダーシップをどれだけ発揮しているかを示す基準とする理論
pm:仕事に甘く、部下の面倒見も悪い
Pm:仕事に厳しく、グループをまとめるのは苦手
pM:仕事に甘いが、部下の面倒見は良い
PM:生産性を求めつつ、集団の維持にも気を配るリーダーの理想像
悪魔の証明(所有権貴族の証明)
「所有権を証明責任を負う当事者が、無限に連鎖する継承取得のいきさつを証明することの不能性および困難性があって必ずや敗訴する」
ある事実・現象が全くないというような証明をすることが非常に難しい
悪魔がいないことを証明することは難しい
アッシュの実験
同調に関する実験で、集団の大半の人の意見を聞いてから自分の判断を迫られた場合に、その回答が集団の意見に流されてしまいがちであることを明らかにした
内容は、6人の被験者がある長さの線を見せられ、別の3本の中から見せられた線と同じ長さのものを選ぶというもの
真の被験者は1人で、最後に回答するように仕組まれており、他の被験者は全員間違った答え(全員同じ)を回答していく
そうすると真の被験者は他の人の答えが間違っているとわかっていても、自分の考えを曲げ、他者と同じ答えを回答してしまう
この他者の意見に合わせてしまう人が全体の35%に至るという結果となった(1人だけで回答した時には90%以上の正答率)
アナウンス効果
見聞・報道内容が結果を左右する現象
バンドワゴン効果とアンダードッグ効果の相乗からなる
アンダードッグ効果(負け犬効果)
不利な状況にあるものに手を差し伸べたくなる人間の心理の表れである
優勢になった人に対して自分一人ぐらいならという人が増えてしまうことにより劣勢になる
一貫性の原理
人は自身の行動、発言、態度、信念などに対して一貫したものとしたいという心理が働く
フットインザドア
最初は小さなお願いをさせておいて、徐々に本題に移るテクニックで一貫性の原理を利用したテクニック
小さな要求を受け入れたという自身の行動の一貫性を保ちたいがために大きな要求も受け入れてしまう心理を利用している
ローボール・テクニック
悪い条件を隠しておき、顧客が購入を決定した後で条件を出すという手法
ヴェブレン効果
所得が高い層になるほど需要が増すという上級財の一区分
販売されている価格が高いほど需要が増すことが特徴で、ブランド物がこれに当たる
エコーチェンバー
同じ意見や価値観ばかりが繰り返し反響し、異なる考えが入りにくい状態
SNSやオンラインコミュニティなど自分と似た意見の人が集まる場所ばかりで交流している時に起こりやすい
特にSNSではユーザーの興味に応じてアルゴリズムが投稿を表示するため、より顕著になる
反対意見が見えにくくなるため、客観的な議論が難しくなり、自分の考えが絶対に正しいと思いこみ多様な視点が失われてしまう可能性がある
また、冷静な議論が難しくなり、対立が激化しやすくなる傾向がある
学習性無力感
長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた場合、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなる現象
監禁やDV、いじめ、ハラスメント、ブラック企業のほか、様々な場面で垣間見える
カクテルパーティー効果
音声の選択的聴取のことで、選択的注意の代表例である
1953年に心理学者のチェリーによって提唱された
たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある会話は自然と聞き取ることができる
これは、人間が音を処理して必要な情報だけを再構築しているからと考えられる
この機能は音源の位置、音源毎に異なる声の基本周波数の差があることによって達成されると考えられる
ブロードベントの注意フィルター説
有機体は複数の感覚チャネル(感覚器に端を発する神経系)から刺激を受け取っているが、注意選択フィルターを切り替えることいよって、特定の感覚チャネルからの情報だけを単一チャネルである知覚神経系に入力している
注意を向けていない耳への入力刺激でも、自分の名前のようなサイン刺激であると容易に聞き取れる
注意を向けていないチャネルフィルターに入ってくる情報もある程度は分析されている
トレイスマンの減衰器説
注意を向けられているチャネルは、主要チャネルとして多くの情報を通過させることができるが、注意を向けられていないチャネルのほうも、その分少ない情報ではあるがとにかく通過させることができる
情報の選択的減衰・不減衰制御と考える
カーネマンの限界容量説
選択的注意とは、同時入力を処理している様々なチャネルに対して、容量に限界にある処理容量を様々の程度で分配することである
獲得フォーカスと回避フォーカス
モチベーションの異なるタイプが2種類存在するという考え方
獲得フォーカスとは、賞賛を獲得することに動機を持つタイプ。チャンスを逃したくない。スピード重視、見切りが早い、抽象的。
回避フォーカスとは、リスクを回避することに動機を持つタイプ。安定を失いたくない。正確さ重視、継続的、具体的。
参考:「やる気が上がる8つのスイッチ」ハイディ・グラント・ハルパーソン著
| タイプ | 失いたくない | スタイル | 進め方 | 計画性 | 処理能力 | 参考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 獲得フォーカス | チャンス | 挑戦的 | スピード | 抽象的 | マルチタスク | 理想像 |
| 回避フォーカス | 安定 | 保守的 | 正確さ | 具体的 | シングルタスク | 反面教師 |
ゲシュタルト崩壊
全体性を持ったまとまりのある構造から全体性が失われ、個々の構成部分に切り離して認識しなおされてしまう現象
幾何学図形、文字、顔、聴覚、皮膚感覚などに生じる
ケルクホフスの原理
暗号方式は、秘密鍵以外の全てが公知になったとして、なお安全であるべきであるという原理
暗号方式は秘密であることを必要としない(敵にアルゴリズムが知られてしまっても問題ないことが求められる)
暗号の安全証明のためにも、アルゴリズムは公開され、多くの人が暗号の安全性を検討出来るようにすべきという考えも含まれている
最後通牒(最後通告)
交渉において最終的な要求を提示し、相手が受け入れなければ交渉を打ち切る意思を相手に示すこと
交渉決裂も辞さない態度を示すことによって、意志の強さを示す
錯視
ミュラー・リヤー錯視:矢羽根の向きで線分の長さが違う
エビングハウス錯視:囲む円の大きさで囲まれた円の大きさが違う
ポンゾ錯視:三角内部の線分の長さが違う
ツェルナー錯視:斜線の向きで水平線が傾く
ジャストロー錯視:扇形を並べると下が大きい
ポッゲンドルフ錯視:斜線が帯で遮られるとずれる
デルブーフ錯視:円の内側に円を描くと小さくなる
フィック錯視:縦線と横線は縦線の方が長い
オッペル・クント錯視:真ん中の縦線が右によって見える
へリング錯視:放射線があると水平線が外に歪む
ヘルムホルツの正方形:横縞は縦長に、縦縞は横長に見える
カニッツァの三角形:3つの黒いパックマンと3つのVで白い三角形が見える
サンクコスト(埋没費用)効果、コンコルド効果
無理だとわかっていても投資した金額や時間、労力がもったいないからという理由で計画を続けてしまう心理のこと
仕草や行動にみられる心理
しきりに足を組み替える
この場から早く逃げ出したい、欲求不満などの表れ
意図的に足を組み替えるようにしている人もいる(両脚均等になるように)
目線
右上を見るのは、妄想や想像など左脳を使って考えている
左上を見るのは、記憶や記録などを右脳を使って思い出している
cf.
左脳は言語の認識、言語的推理、計算、数理的推理、論理的思考を受け持ち、右の視界を担当
右脳は図形や映像の認識、空間認識、イメージの記憶、直感・ひらめき、全体的な情報処理を受け持ち、左の視界を担当
ただ、役割が部分的に違う人などもいるそうな
ジャムの法則
コロンビア大学が行った実験で、ジャムの試食コーナーにて24種類のジャムを用意した時と、6種類のジャムを用意した場合では人が多く集まってきたのは24種類の方だったが、購入した割合が多かったのは6種類の方であった
客は購入する選択肢を狭めたいという目的に対して、選択肢が多いと選択肢を絞る困難さに嫌気がさしてしまい、購入をためらいやすい
選択肢を狭める工夫が必要
囚人のジレンマ
ゲーム理論や経済学における概念のひとつ
「互いに協調する方が裏切り合うよりもよい結果になることが分かっていても、皆が自身の利益を優先している状況下では、互いに裏切りあってしまう」というようなジレンマ
共同で犯罪を行った囚人2人に対して、自白をさせるために「1人だけ自白したらその場で釈放する」という条件を伝えたところ、互いに黙秘をした方が囚人2人にとって得であるが、自分の利益を優先しているためお互いに自白をするというもの
初頭効果
物事や人に対して最初に示された情報が最も記憶や印象に定着しやすいという心理効果
ストローク理論
E・バーンによって提唱されたコミュニケーション理論で、交流分析の中で対人関係の基本となる相手の存在を認める働きかけをストロークとし、心の栄養素(なくてはならないもの)であるというもの
プラスストローク:誰かを肯定して認めること
マイナスストローク:誰かを否定して認めないこと
スノッブ効果
多くの人が持っているものに対して人と同じものは嫌だと購買意欲が減少する心理
スノッブは俗物を意味することがある
損失回避の法則、プロスペクト理論
人は無意識に得することよりも損することを避けようとする行動心理学
得を出来ないリスク、損失が残ること、損をする可能性があること、を避けようとする
全額返金、無料期間、本日限り、ポイント失効、会員価格、などの売り文句は損失回避の法則を上手く利用している
ダニング=クルーガー効果
能力の低い人物が自らの容姿・発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優越の錯覚を生み出す認知バイアスのこと
能力の高い人物の場合は外部に対する過小評価に起因している
ダブルバインド
一度に2つの選択肢を迫り、受け手がどちらかに応答しなければならなくなる状況を作るテクニック
単純接触効果
繰り返し接すると行為度や印象が高まるというもの
沈黙の螺旋
同調を求める社会的圧力によって少数派が沈黙を余儀なくされていく過程を示したもの
少数派だと自覚している人は、多数派からの反対や孤立を恐れて自分の意見を表に出しづらくなることによる
ドア・イン・ザ・フェイス(ふっかけ戦法)
要求水準の落差を利用した交渉術で、最初に難度の高い要求を出して相手にいったん拒否させておき、それから徐々に要求水準を下げていく
受けた物事に対して何らかのお返しをしようとする心理に働きかける
パーソナルスペース
コミュニケーションをとる相手との物理的な距離
親密な関係(家族・恋人など) 45cm以内
個人的関係(友人など) 120cm以内
社交的関係(同僚など) 360cm以内
公式的関係(その他) 360cm以上
バーナム効果(フォアラー効果)
誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格を表す記述を、自分だけに当てはまる正確なものだとと合えてしまう現象
フォアの実験では、学生に正確についての心理検査を実施し、検査結果と称して星座占いの文章を組み合わせたものを提示し、学生にこの結果が自分に当てはまっているかどうかを評価させた結果、平均が4.26(最大5)であった
満たすべき条件は、
・被験者がその分析は自分にだけに適合すると信じている
・被験者が評価者の権威を信じている
・分析が前向きな内容ばかりである
働きアリの法則(2:8の法則,パレートの法則)
働きアリの法則
働きアリを観察すると,2割が全く働かない状態にあり,残りの8割が働いている(2:8の法則)
また,全く働かないアリを取り除いても同じような割合で働く者と働かない者に分かれるというもの
組織の集団心理によるものとして実社会における集団においてもあてはまるとされている
働きアリを観察すると,そのうちの2割が良く働き,6割が普通に働き,残りの2割が全く働かない状態にある(2:6:8の法則)
とも言われている
パレートの法則
経済において,全体の数値の大部分は,全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという説
ハーツバーグ理論
アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーツバーグが提唱した仕事における満足と不満足を引き起こす要因に関する理論
人間には苦痛を避けようとする動物的な欲求と心理的に成長しようとする人間的欲求という別々の2種類の欲求がある
動物的欲求をいかに充足しても不満足感が減少するだけで満足感が増加することはなく、人間的欲求をいかに充足しても満足感が増加するだけで不満足感が減少することはない
| 不満足要因 | 満足要因 |
|---|---|
| 会社の方針と管理 | 達成感 |
| 上司 | 承認 |
| 職場の人間関係 | 仕事そのもの |
| 労働条件 | 責任 |
| 給与 | 昇進 |
| 個人生活 | 成長 |
| 身分・安全 |
ハロー効果(後光効果)
被評価者の全体の印象などに引きずられて、当人の他の特性なども同様にみなしてしまう傾向があるというもの
ハロー(Halo)とは聖人の頭上に描かれる光輪のこと
例えば、ある分野の専門家が専門外のことについても権威があると感じてしまうこと
例えば、外見のいい人が信頼できると感じてしまうこと
バンドワゴン効果
ある選択が多数に受け入れられているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなること
投票において事前にマスメディアの選挙予測報道などで優勢となった候補者に有権者が投票しがちな現象を指す
ビール・ゴーグル効果(ステラビジョン、ビアグラス、サイダーバイザーとも言う)
ビールを飲めば飲むほど性的な欲求に対する抑制力が低下する効果
ビールの酔いが曇ったゴーグルの働きをするという意味で名づけられた
不正のトライアングル
不正行為は、機会、動機、正当化という3つの不正リスクがすべてそろった時に生まれる
機会:不正行為の実行を可能ないし、容易にする客観的環境
動機:不正行為を実行することを欲する主観的事情
正当化:不正行為の実行を積極的に是認しようとする主観的事情
プラシーボ効果(偽薬効果)
薬理作用に基づかない薬物の治癒効果、つまり投薬の形式に伴う心理効果(暗示作用)
薬理学的にまったく不活性な薬物(プラシーボ)を薬と思わせて患者に与え、有効な作用が現れた場合をプラシーボ効果があったという
返報性の原理
人が他人から何らかの施しをしてもらうと、お返しをしなければならないという感情を抱く心理
ホームグラウンド効果
自分が慣れ親しんだ場所で勝負や駆け引きをすることで、余計な緊張をせず、最高のパフォーマンスができる効果
傍観者効果
自分以外に傍観者がいるときに率先して行動を起こさない心理。傍観者が多いほど、その効果は高い。
多元的無知(他者が積極的に行動しないことによって、事態は緊急性を要しないと考える)、責任分散(他者と同調することで責任や非難が分散されると考える)、評価懸念(行動を起こした時、その結果に対して周囲からのネガティブな評価を恐れる)の3つの考え方がベースとなっている
マズローの欲求段階説
マーフィーの法則
不都合を生じる可能性があるものは、いずれ必ず不都合を生じる(Everything that can possibly go wrong will go wrong)という種類の経験則
自虐的悲観論を具現化したものと捉えられる一方,常に最悪の状況を想定すべしという危機管理の分野で重要視される考えとなる
「失敗する余地があるなら、失敗する」
「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」
など
マンデラ効果
多くの人が共通して誤った記憶を持つ現象のこと
南アフリカ元大統領のネルソン・マンデラは1980年代に獄中でなくなったという「誤った」記憶を「多くの人」が共通してもっていたことに由来する。実際には2018年まで存命であった。ここから、マンデラ効果、マンデラ・エフェクトと名づけられた。集合的虚偽記憶と称して学術的な研究も進められている。
同様の現象は、ピカチュウの尻尾の先は黒い、フォルクスワーゲンのロゴがVとWがつながっている、など多方面で発生している。
ミラーリング・シンメトリー効果
好感を寄せている相手の仕草や動作を無意識のうちに真似てしまうというもの
自分と同様の仕草や動作を行う相手に好感を抱くというもの
メンタルアカウンティング
お金を使用するときの意思決定が、お金の出所や何に使うかによって変化すること
ギャンブルで儲けたお金と、働いて貯めたお金とでは無駄遣いしたときの後悔が違う
モチベーション3.0
ダニエル・ピンクが提唱した、コンピュータ同様、社会人にも人を動かすための基本ソフト(OS)があるという考え
モチベーション3.0:内面から湧き出る動機
モチベーション2.0:飴と鞭の動機付け
モチベーション1.0:生きるための動機
モンティ・ホール問題
3つのドアのどれか一つには景品の新車が、残りの二つにははずれのヤギがいる。1つのドアを選択した後、モンティが残りのドアのうちヤギがいるドアを開けて教えてくれる。ここでドアを変更する権利を得るが、変更すべきかという問題。
結論は変えるべき。理由はそのままだと新車の確率は1/3だが、変えると2/3となり確率が上がるから。ちなみにモンティが教えてくれたドアに新車がある確率は0/3である。確率が1/2にならないのがミソ。
良い警官・悪い警官(Good cop・Bad cop、Mutt and Jeff、共同質問、友人と敵)
まず、悪い警官が尋問相手に攻撃的かつ否定的な態度をとり相手から反感を作り上げる
そして警官を入れ替えて、良い警官が相手に対して理解的かつ同情的な態度をとり相手から信頼感を得て本音や情報を聞き出す方法